妊娠中に注意すべき食品・栄養素

妊娠中に摂取すると、胎児に悪影響があると考えられる栄養素や食品がありますので、そういったものはできるだけ避けるようにしていただければと思います。今回は、妊娠中に注意していただきたい「栄養素・食品」についてお話をしていきましょう!

妊娠中に注意したい栄養素

リン

赤ちゃんの脳を作るのに必要な栄養素ではありますが、過剰摂取をすると鉄分の吸収がしづらくなってしまいますので、必要量以上の摂取はしないように注意してください。

スナック菓子、インスタント麺などにリンが豊富に含まれていますので、ご注意ください。

ビタミンA

ビタミンAは様々な食品に含まれていますので、摂取しないようにするのは難しいです。

ただ、継続して過剰摂取すると赤ちゃんの奇形発症率が高くなってしまうので、必要量以上を摂取しないように気を付けてください。

脂質

妊娠中というのは、普通に生活をしているだけでも脂質の数値が高くなります。ですから、脂質を摂取すると「妊娠糖尿病」「妊娠高血圧症候群」を引き起こす可能性が高くなります。

さらに難産や微弱陣痛などを引き起こす原因にもなるので、気を付けてください。

糖分

妊娠中に糖分を摂取しすぎると、「妊娠糖尿病」になることがあります。

母体が高血糖になると、赤ちゃんも高血糖になる可能性がありますし、妊娠高血圧症候群になりやすくなるので、流産や巨大児、形態異常、心臓肥大、多血症などの症状を引き起こす可能性が考えられます。

カフェイン

カフェインの摂取に関して、妊娠中は控えることをお勧めします。特に妊娠初期というのは、赤ちゃんの内臓器官が未熟なので、カフェインを分解して排出することが出来ません。すると、赤ちゃんは落ち着かなくなったり、眠れなくなったりする症状がでます。

低体重で生まれてくることもありますので、カフェインは摂取しないように気を付けてください。どうしても我慢ができない場合には、控えめにするといいでしょう。

妊娠中はなるべく避けた方が良い食品

マグロ・鮭など

マグロの身には水銀が含まれており、胎児の神経に異常が出てしまう可能性があるので、2005年から厚生労働省は妊婦さんに魚介類の摂食で、水銀を摂取することへの注意を呼び掛けています。

特に気を付けるのは、マグロや鮭などの体が大きい魚です。

1週間に80g程度であれば「メカジキ・クロマグロ・メバチマグロ・金目鯛」は食べても大丈夫です。1週間に80gを2回までであれば「キダイ・マカジキ・クロムツ・ミナミマグロ」は食べても大丈夫です。(1人前の刺身が80g程度)

生卵

生卵にはサルモネラ菌が付着しているので、ママが食中毒を引き起こす可能性があります。

嘔吐や下痢の症状で子宮が収縮して、流産や早産を起こす可能性もあります。必ず熱を加えて卵を食べるようにしましょう。

ひじき

ひじきは鉄分やミネラルなどが含まれている食品なのですが、実は毒性の高い無機ヒ素が含まれています。海藻には存在しているものなのですが、ひじきにはとにかく高濃度でヒ素が蓄積されています。胎児の奇形や脳障害に影響がでる可能性があります。

ただ、小鉢サイズのひじきの煮物を1週間に1~2回くらい食べるくらいなら大丈夫です。

アルコール

アルコールを摂取すると、未熟児・奇形・胎児性アルコール症候群による脳の発達障害、発育の遅れなどが出てくる可能性があります。

完全に禁酒をするのが望ましいのですが、どうしても飲みたいときには、妊娠初期~中期であれば1日にグラス1杯くらいを目安にしてください。それ以上は決して飲まないようにしましょう。

インスタント食品

インスタント食品には、油や添加物がたくさん含まれています。こういった成分により、下痢・嘔吐などが出てくる可能性があります。

それから塩分がとても高いので、妊娠高血圧症候群になる可能性が高くなり、早産や流産の危険性が高くなります。

香辛料

香辛料が効いている食材というのは、塩分が多いので食べ過ぎると妊娠高血圧症候群になる可能性が高いです。スパイスの利いた食品というのは、摂取しすぎないようにするといいでしょう。

1日に1回キムチを小鉢1杯くらい食べる程度であれば、問題はありません。

コーヒー

コーヒーにはカフェインが豊富に含まれていますので、カフェインの作用で早産・流産・低体重・発達障害などの危険性が高くなります。

コーヒーだけではなく、紅茶にもカフェインが含まれていますので、気を付けてください。

生肉

生肉にはトキソプラズマに感染する可能性があり、胎児の脳に異常が出てしまう可能性があります。

ユッケやレアステーキ、生ハムなど、生肉と思われるものは避けるようにしてください。